オーデュボンの祈り

オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂 幸太郎 / / 新潮社

瞳さんにお勧めいただいた、伊坂幸太郎。
これがデビュー作らしいです。
本当は、今、仙台で映画撮影をしている『重力ピエロ』を読もうと思ったのだけど、撮影中で話題になっているからでしょうか、
ヤフオクでは安くないし、店頭では売り切れ(:_;) 3軒行ったのに;;
ネットで注文しようかとも思ったけれど、
その日は病院に行く日で、どうしても本が欲しかった^^;
ので、デビュー作とは知らずに、こちらを購入。

伊坂幸太郎は仙台在住らしく、お話の中にも仙台がたくさん出てくる。
それだけで、親近感w
読み進めていくと、なんだかちょっとファンタジー(*^_^*)
この感じ、ひさびさだなーと。
村上春樹を思い出した。
懐かしいなぁ。

場面が変わるところにある、カカシのマークがかわいい♪
その内容(場所?)によって、おばあちゃんだったり警官だったり。
そのマークのおかげで、突然場面が変わってもすんなり入れる♪
読みながら、カカシマークのお話と警官マークのお話が、
半々ぐらいで交互に進んでいくのかなー、と思っていたのにそうでもなかった。
静香が何かアクションを起こしてくれるのかと思い、期待していたのに、
絵葉書、読み忘れてたとか言ってるし。えーーー(-_-;)
主人公の伊藤が連れて来られた荻島は、のんびりした雰囲気の不思議な世界。
伊藤がこの島をブラブラして、いろいろな人とかかわり合うのだけど、
のんびりな空気のせいか、ぜんぜん時間が進んでないの。
えーー、それって昨日のことだったのー、みたいな。
現実世界(?)の仙台での話は、警官マークなんだけど、
警官の城山っていうのが、残虐で恐ろしい(>_<)
この怖さと、島でののんびりさが、なんともいい塩梅に絡まって♪
んー、でも城山の最期はちょっとあっけなかったカナ。

優午というカカシ。
人としゃべるし、未来がわかる。
オズの魔法使いをイメージしちゃう。
その優午、サン・フアン・バウティスタ号の竜骨で作られたらしい。
船の竜骨というと、ワンピースのメリー号を思い出しちゃう。
やっぱり、禄二郎も船の妖精を見たのかしらん、なんて。
それにしても、案山子の誕生にはグッときた(>_<)
最後はあの丘の上で、聞くことができたのでしょうね~。
その時、静香はみんなに囲まれ拍手を浴び、納得し安心したのでしょうか。

ところで、この本はミステリだったのですねーー^^;
なんとなく、最初に村上春樹を思ってしまったので、
ミステリだなんてことは、ちょっとも意識せずに読み終えてしまった(^^ゞ
優午は物語前半で殺されて(?)しまうわけです。
優午は未来がわかる案山子なのに、
なぜ自分が殺されることがわからなかったのか?
わかっていたなら、なぜ回避できなかったのか?
というところが、謎だったらしいのですけど、
私は、そんなのわかっていたに決まっているじゃん、と思ってしまっていたので、
あまり、そこは不思議に思わなくて。
あれー?それじゃダメだったかしらん。

でも、名探偵の話が出てきたよね。
名探偵は事件を解決し、犯人を指摘する。
ただ、犯罪そのものが起きるのを防ぐことはできない。
「私は無責任なカカシなんですよ」と、
初めに言った優午の気持ち、わかる気がする。

優午が作られたかもしれない、サン・フアン・バウティスタ号、
復元されたものが石巻にあるのですよね。
まだ行ったことがないので、そのうち訪れてみよっと♪


桜の実写版みたいなぁ。カッコよいんだろうなぁ(*^_^*)
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by blueblueclub | 2008-06-18 13:39 | book