重力ピエロ/伊坂幸太郎

重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎 / / 新潮社



伊坂も2冊目。
目次を見てびっくり。
なんて細切れなの!(思えばオーデュボンも細かかったか^^;)
だからかな、テンポがあるというか、
オーデュボンよりもリズム感があっていいかな。
リズムを先に考えてから字を当てはめているんじゃないかってぐらい、
字数が計算されている感じ。読んでて気持ちいい。
でも、引用がやたらとあったから、映画のイノセンスを思い出しちゃった。
春も外部記憶装置を持っているんじゃないかしらん、なんて(笑)

すぐに思ってしまったのが、パパが癌なのよねー。
たしか、オーデュボンでもお祖母ちゃんが癌だった。
まあ、それはあまり話には関係ないんだけど^^;
主人公の弟、春。
どうもTUBEのギタリストのハルを思い浮かべてしまうよー。
そして、映画化されることは知っていて、渡部篤郎が出演するのは知ってた。
すぐにわかっちゃったわ~、葛城が出てきたとき。
あー、きっとこの人を篤郎が演じるのね~って(笑)
加瀬くんもかなりハマっていると思うな、泉水役。
こないだまで、仙台でロケをしていたのよね。
見たかったなぁ。
そうそう、やっぱり舞台は仙台なわけで、連続放火されるんだけど、
こないだ、街をぶらぶらしていたら、あの現場はこの辺かなぁ、とか、
葛城のマンションはこの辺?とかいろいろ思ってしまった^^
そうそう、駅の近くの地下道とか歩いちゃって、
ここで春がアートしていたのねー、なんてイメージしてみちゃったり(笑)

ストーリー的には、これもミステリっぽくはぜんぜんなく、
謎なんかもないに等しいし、ある家族のお話を読んだって印象。
パパがかなりいい!!
その良さを見抜いて、即効押し掛けてきたママも素敵(^_-)
放火の犯人探しよりも、所々に出てくる、この家族のエピソードが、
この本のメインかなと。
愛がいっぱいなんですよね~♪
パパの最後の言葉にも救われたし(*^_^*)

ただ、あのオチはいただけなかったなぁ(-_-;)
文章の見た目は美しい終わり方だったけど、
内容的には、えーーっっって感じ。
結局自首しないんですかね??
落ちたところで平気っていう二階の屋根だったわけだから、
自殺したとは考えにくいし、だいたい兄も自首を止めるな(-_-;)
んー、とにかくこの終わり方で一気に冷めてしまったなぁ。

オーデュボンでは人生をエスカレーターに例えていたけれど、
ピエロでは川に例えていたっけ。
神様のレシピといい、人生はそうそう変わらないっていうのが、
作者の人生観なのでしょうねー。
でも、私もそう思うかな。じたばたしても始まらないっていうか。
「人はどんなものでも意味をみつけようとして、時間を無駄にする。」
これにも共感♪ というか、ちょっと森ちっくー、と思った。
森ちっくといえば、探偵さん。
Vシリーズの保呂草さんを思ってしまった♪
でも、あとから知ったのだけど、他の伊坂作品に登場しているキャラらしい。
そういえば、オーデュボンの伊藤も出てたしね。
いろいろとリンクしているらしい。
この辺も楽しめるみたい。というか、それも森ちっく(笑)

そうそう、夏子さんもよかった。
普通にいたらかなりヤバいけど、どうも憎めない夏子さん♪
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by blueblueclub | 2008-07-07 12:17 | book